2023年8月25日から開幕するFIBAバスケットワールドカップ。今回はフィリピン、日本、インドネシアの3カ国共催となり、この夏は会場となる沖縄でもバスケットボールの熱い戦いが繰り広げられます。
日本開催にプラスして、現在は八村塁選手と渡邊雄太選手の二人の日本人NBAプレイヤーの活躍もあり、今回のFIBAバスケットワールドカップは日本国内で大きな注目を集めるのではないでしょうか。
そこで今回は、現在八村塁選手が所属するロサンゼルス・レイカーズについて、過去の成績や歴代有名選手もあわせてまとめてみました!
八村塁選手が移籍したロサンゼルス・レイカーズとは?
2023年1月23日に日本人NBAプレイヤーの八村塁選手が移籍したロサンゼルス・レイカーズ。みなさん一度は「レイカーズ」というチーム名を聞いたことがあるのではないでしょうか。ここではロサンゼルス・レイカーズについて紹介します。
- 英語表記:Los Angeles Lakers
- 創設年:1947年
- 所属リーグ:NBA(National Basketball Association)
- カンファレンス:ウェスタン・カンファレンス
- デビジョン:ウェスタン・カンファレンス
- 本拠地:カリフォルニア州ロサンゼルス
- ホームアリーナ:クリプト・ドットコム・アリーナ
NBAの前身であるNBL時代から存在し、多くのスター選手を輩出してきた名門チーム。カルフォルニア州最大の都市であるロサンゼルスを本拠地としていることもあり、人気度と知名度は抜群で、著名人のレイカーズファンが多いことでも有名です。
レイカーズは、17回のNBAチャンピオン(歴代最多タイ)と1回のNBLチャンピオンを獲得していて、NBAの歴史上で最も成功したチームの1つといわれています。
チームカラーはパープル、ゴールド、ブラックですが、レイカーズのロゴは衣料品や服飾雑貨によく使用されているので、みなさんもおそらく一度は目にしたことがあると思います。
ロサンゼルス・レイカーズの2000年以降の成績
これまでに32回のファイナル進出、17回の優勝を誇るレイカーズですが、2013年シーズンから2018年シーズンまでは低迷期が続き、プレーオフ進出を果たせずにいました。しかし、レブロン・ジェームズ選手やアンソニー・デイビス選手の活躍により、2019-20年シーズンでは10年ぶりとなる優勝を達成。古豪復活となるのでしょうか。
シーズン | 勝 | 敗 | 勝率 | プレーオフ結果 |
2000–01 | 56 | 26 | .683 | NBAファイナル優勝 |
2001–02 | 58 | 24 | .707 | NBAファイナル優勝 |
2002–03 | 50 | 32 | .610 | カンファレンス準決勝敗退 |
2003–04 | 56 | 26 | .683 | NBAファイナル敗退 |
2004–05 | 34 | 48 | .415 | - |
2005–06 | 45 | 37 | .549 | 1回戦敗退 |
2006–07 | 42 | 40 | .512 | 1回戦敗退 |
2007–08 | 57 | 25 | .695 | NBAファイナル敗退 |
2008–09 | 65 | 17 | .793 | NBAファイナル優勝 |
2009–10 | 57 | 25 | .695 | NBAファイナル優勝 |
2010–11 | 57 | 25 | .695 | カンファレンス準決勝敗退 |
2011–12 | 41 | 25 | .621 | カンファレンス準決勝敗退 |
2012–13 | 45 | 37 | .549 | 1回戦敗退 |
2013–14 | 27 | 55 | .329 | - |
2014–15 | 21 | 61 | .256 | - |
2015–16 | 17 | 65 | .207 | - |
2016–17 | 26 | 56 | .317 | - |
2017–18 | 35 | 47 | .427 | - |
2018–19 | 37 | 45 | .427 | - |
2019–20 | 52 | 19 | .732 | NBAファイナル優勝 |
2020–21 | 42 | 30 | .583 | 1回戦敗退 |
ロサンゼルス・レイカーズの歴代有名選手!
これまでに多くのスーパースターを輩出してきたレイカーズ。レイカーズの歴代選手の中には、バスケットボールに詳しくなくても、名前だけは知っているといった有名選手がずらりと名を連ねます。
レイカーズからはこれまでに選手27人をはじめ、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、貢献者の計36人がバスケットボール殿堂入りを果たしています。
マジック・ジョンソン
- 生年月日:1959年8月14日(63歳)
- 出身地:ミシガン州ランシング
- 身長(現役時):206cm
- 体重(現役時):100kg
- 在籍期間:1979~91年、96年(13シーズン)
- ポジション:ポイントガード
- 背番号:32(永久欠番)
1980年代にバスケットボールの神様・マイケル・ジョーダン選手らとともに世界的なNBAブームを巻き起こしたスーパースター。そのプレーや実績から歴代最高のポイントガードと評されています。またマイケル・ジョーダン選手、カリーム・アブドゥル・ジャバー選手等と並びNBA史上最高のプレイヤーの一人とも言われています。
現役時代には1980年代にレイカーズで5回のNBAチャンピオンに貢献。1991年にHIV感染を理由に電撃引退しています。その後、1996年にNBA50周年を記念した「歴代の偉大な50人の選手」に選出され、2002年にはバスケットボール殿堂入りを果たしました。
ジェリー・ウエスト
- 生年月日:1938年5月28日(84歳)
- 出身地:ウェストバージニア州チェリアン
- 身長(現役時):190cm
- 体重(現役時):79kg
- 在籍期間:1960~74年(14シーズン)
- ポジション:シューティングガード
- 背番号:44(永久欠番)
背景が赤と白のNBAのロゴですが、ドリブルをする白いシルエットは現役時代のジェリー・ウエスト選手をモデルにしています。シュートのスペシャリストとして活躍し、1度の優勝を経験。土壇場に強いことから「ミスター・クラッチ」の異名を持っています。
現役引退後にはバスケットボール殿堂入りを果たし(1980年)、ゼネラルマネージャーとしてレイカーズの7度の優勝に貢献しました。選手としてだけではなく、フロントとしても頂点を極めました。
コービー・ブライアント
- 生年月日:1978年8月23日
- 没年月日:2020年1月26日(41歳没)
- 出身地:ペンシルベニア州フィラデルフィア
- 身長(現役時):198cm
- 体重(現役時):96kg
- 在籍期間:1996~2016年(20シーズン)
- ポジション:シューティングガード
- 背番号:8、24(共に永久欠番)
レイカーズで20年間にわたって活躍し、NBA優勝5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回他、19歳でNBAオールスターゲームに選出されてからは現役引退まで18年連続で選出。その他にも数々のNBA記録を樹立し、デビューから引退までの長きにわたり、NBAを代表するスーパースターとして君臨しました。
しかし、2020年1月26日にコービー・ブライアント選手と娘・ジアーナさんが乗ったヘリコプターが墜落。悲劇的な事故死を遂げ、多くの人々に衝撃を与えました。
シャキール・オニール
- 生年月日:1972年3月6日(50歳)
- 出身地:ニュージャージー州ニューアーク
- 身長(現役時):216cm
- 体重(現役時):147kg
- 在籍期間:1996~2004年(8シーズン)
- ポジション:センター
- 背番号:34(永久欠番)
「シャック」の愛称でも親しまれているシャキール・オニール選手。全盛期にはNBA史上最も支配的なプレイヤーとも言われ、歴代最高のセンターの一人と評されています。大男の集まるバスケットボール選手の中でも規格外の体格を持ち、NBA史上最も体重の選手としても知られています。
レイカーズ時代にはNBA3連覇(スリーピート)や3年連続NBAファイナルMVP を獲得するなどの活躍。現役時代は6つのNBAチームでプレーしましたが、レイカーズ時代が全盛期と言われています。
カリーム・アブドゥル・ジャバー
- 生年月日:1947年4月16日(75歳)
- 出身地:ニューヨーク州ニューヨーク
- 身長(現役時):218cm
- 体重(現役時):102kg
- 在籍期間:1975~89年(14シーズン)
- ポジション:センター
- 背番号:33
史上最高のバスケットボール選手と評されている伝説的な選手で、長らくの間センターとしてNBAのトッププレイヤーとして活躍。NBA史上最多記録となる、NBA最優秀選手に6回、NBAオールスターには19回選出されています。また、この他にも数々のNBA記録を保持し、2023年2月7日にレブロン・ジェームズ選手(レイカーズ)に抜かれるまでは、カリーム・アブドゥル・ジャバー選手がNBAの通算得点歴代1位(38,387点)でした。
現役引退後はアシスタントコーチとしてもNBAチャンピオンを2回経験。NBAオールスターチーム35周年、50周年、75周年記念チームにも選出され、1995年にはバスケットボール殿堂入りも果たしています。
まとめ
今回は、八村塁選手が在籍するNBAの名門チーム、ロサンゼルス・レイカーズの概要、過去の成績、歴代有名選手についてまとめてみました。
私が学生時代の頃は、NBAといえばシカゴ・ブルズやロサンゼルス・レイカーズが代表的なチームで、友人の中ではレイカーズの筆記用具なんかを使っている人も沢山いました。
2010年代は低迷期も経験したようですが、2019年のNBA優勝をきっかけにスーパーチーム復活となることを楽しみにしています。レイカーズでの八村塁選手の今後の活躍にも注目ですね!