2000年に映画デビューをして、2004年には社会現象となった『世界の中心で、愛をさけぶ』で大ブレイクした長澤まさみさん。2022年公開の『シンウルトラマン』では、主人公とバディを組む分析官を演じ、巨大化するシーンは話題になりました。
今回は、あらゆるジャンルの役を見事に演じ、数々の賞も受賞している長澤まさみさんの演技が光る、おすすめ映画を3つ紹介します。
コンフィデンスマンJPロマンス編
2018年にフジテレビ系の月9枠で放送された『コンフィデンスマンJP』の続編映画『コンフィデンスマンJPロマンス編』は、2019年5月17日に公開されました。
長澤まさみ・東出昌大・小日向文世の3人が信用詐欺師(コンフィデンスマン)となり、毎回様々な業界から欲にまみれた人達からお金を騙し取るコメディー作品です。
あらすじ
今回のターゲットは、香港マフィアの女帝。冷酷さから<氷姫>という異名を持つラン・リウ(竹内結子)。彼女の持つ伝説のパープルダイヤを手に入れるため、ダー子(長澤まさみ)・ボクちゃん(東出昌大)・リチャード(小日向文世)は香港に向かいます。
ラン・リウについての情報がほぼ掴めないままでいたある時、彼女が占い師を探していると言うことを聞きつけ霊能者姉妹として近づきます。しかし、そこにはダー子が恋したかつての相棒・ジェシー(三浦春馬)が居ました。さらに、以前ダー子達に20億円を騙し取られたヤクザの赤星(江口洋介)もダー子達をつけ狙います。詐欺師にマフィアにヤクザ・・・それぞれの思惑がが交錯する中、果たしてダー子たちはパープルダイヤを騙し取れるのか?
見どころ
コンフィデンスマンJPと言えば「大どんでん返し」が魅力で、最後の最後まで目が離せない作品ですよね。いつから騙されていたのか、誰が騙されたのか。最後の伏線回収は、スカッと痛快です!
長澤まさみさんのはっちゃけた演技が見れるのもコンフィデンスマンならでは。ドラマを見ていなくても楽しめます。
MOTHER マザー
『MOTHER マザー』は、2020年7月3日に公開されました。2014年に埼玉県で実際に起こったあまりにも痛ましい事件が題材となっています。長澤まさみさんは、この作品で今まで挑戦したことのない役(男と金にだらしがない、毒親のシングルマザー)を演じ、自身初の最優秀主演女優賞を受賞しました。
あらすじ
三隅秋子(長澤まさみ)は、小学生の周平(郡司翔)と暮らしてますが、働きもせず浪費ばかりしていました。そんなある日、ホストの遼(阿部サダヲ)と出会います。彼も金や女にだらしなく、周平には殴るなどの虐待をしていました。しばらくして秋子の妊娠が発覚。しかし、遼は認知を拒否して、暴力を振るい去って行きました。
5年後、周平は秋子と共に土木事務所に住み込みで働くことになります。そこで、秋子から給料の前借りや金庫から金を盗むように指示された周平でしたが、うまくは行かず、逃げるように去っていくことになりました。そして、お金も居場所も無くなった秋子は周平にある恐ろしいことを告げます。
見どころ
今まで見たことのない役柄での長澤まさみさんの演技が衝撃的です。”共依存”もテーマになっており、息子に執着する母親は少し怖く、また息子も母親の愛情を求め、ラストの周平の言葉が切なすぎでした。
キングダム
週刊ヤングジャンプで連載中の大人気バトル漫画が原作の映画『キングダム』は、2019年4月19日に公開されました。
あらすじ
戦争孤児の奴隷となっていた信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、天下の大将軍を目指して日々剣術の鍛錬を行っていました。そんな折り、漂が王宮へと士官されます。しかし、漂はある夜に重傷を負って戻ってきました。漂から最後に託された地図の場所に行くと、そこには漂とそっくりの秦王・嬴政(吉沢亮)の姿が。
嬴政から漂が影武者となって刺客に狙われたことを知った信は、葛藤しながらも嬴政の王都奪還に協力することにしました。王都奪還の戦力として山の民の協力を得るべく、信と嬴政は山界の王・楊端和(長澤まさみ)の元へ向かいます。
見どころ
楊端和の麗しい美貌と屈強な男たちの頂点に立つ、女帝としての絶対的存在感。そして、血なまぐさい戦場の中でも、凛として敵をなぎ倒していく圧倒的な強さ。強さと美しさを兼ね備えた、女帝としての長澤まさみさんの演技は必見です。
まとめ
今回は、コメディ・ヒューマンドラマ・アクションと、様々な役を演じ分ける長澤まさみさんの作品を紹介しました。秋の夜長、のんびりと映画でも見ながら過ごしてみてはいかがでしょうか。