ある日突然、体調不良などを訴えていたわけでもない芸能人が亡くなり、毎度驚かされ、その死因は少なくないのか急性心不全でしょう。
そこで今回は急性心不全とはなにか、なぜ芸能人で多くみられるのか、さらに急性心不全で亡くなった芸能人は誰がいるのか、まとめていきます。
心不全とは
心不全とは、“全身に血流を送り出すポンプの役割をしている心臓の機能が低下することにより起こる様々な症状のこと”を言います。
心臓機能が低下することで、全身に血液が届きにくくなり
- 血色の悪化
- 酷い手足の冷え
等の症状が現れます。
さらに血液と一緒に運ばれる酸素が十分に供給されないため日常生活の些細な運動で疲れやすくなったりする事が特徴です。
急性心不全とは
急性心不全とは、心臓のポンプ機能が“急激に低下する”ことにより、激しい呼吸困難やショック症状を引き起こす病気です。
若い方も発生し得る病気のようです。
急性心不全は生活の乱れが影響を及ぼす
急性心不全の要因は、日常生活によくあることだと言われています。
- 精神的・肉体的ストレス
- 風邪や過労、急な薬の中断など
- 暴飲暴食、風邪や感染症、貧血や妊娠など
このなかでもストレスや風邪が最も急性心不全の引き金になりやすい原因だと言います。
急性心不全で亡くなった芸能人まとめ
では、急性心不全で亡くなった芸能人のなかで、多くの驚きを与えた人物4名についてまとめます。
大杉漣（俳優）
世間と芸能界を驚かせたのが名俳優・大杉漣さんの突然の死でした。大杉漣 死因は急性心不全（急性心筋梗塞や虚血心疾患）でした。
2018年2月20日に出演していたドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』の撮影翌日に急性心不全のため66歳で逝去しました。
20日に共演者らと飲酒も交えての食事をしたあと腹痛を訴え、異変に気づいた松重豊さんが病院に連れていきましまが、容体は好転せず、3～4時間後、共演者と妻らにみとられながら、そのまま帰らぬ人になったそうです。
前田健（モノマネ）
アイドル・松浦亜弥さんのモノマネで知られていた芸人・前田健さん。
2016年4月24日午後7時頃に新宿三丁目の路上で嘔吐して倒れ、心肺停止状態で病院に搬送されましたが26日に急性心不全のため44歳で帰らぬ人となってしまいました。
亡くなった4月24日は『ロンドンハーツ』の収録で体力テストを行なっていたそうです。午前中の収録で体調不良を訴え、医師に見てもらいましたが、回復。午後はリレーなどをし、夕飯はパスタ屋で食事。その後嘔吐、倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
松野莉奈（アイドル歌手）
松野莉奈さんは「ももいろクローバーＺ」の妹分として活躍している8人組アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバーでした。
2017年2月7日に出演を予定していた大阪でのコンサートを体調不良で欠席して自宅療養していましたが、翌8日朝に急死したと伝えられています。若干18歳の若さでの死であり、世間に衝撃を与えました。
松野さんが亡くなった詳しい死因は致死性不整脈と言われています。致死性不整脈とは脈のリズムが不規則になる不整脈のうち、「心室頻拍」や「心室細動」といった危険性の高いものを指します。
短時間で死亡するリスクの高い「心室頻拍」と「心室細動」とは
「心室頻拍」とは脈のリズムが非常に速くなる症状で、心臓がポンプの役目を十分に果たせなくなることをさします。
「心室細動」は心臓がけいれんしたように小刻みに震えた状態となり、血液を送り出すことができなくなるため、数秒以内に意識消失を起こします。そのため、AEDを使うなどしなければ、短時間で死亡する「突然死」となることがあるそうです。
wowaka（シンガー）
ロックバンド・ヒトリエのボーカル＆ギターで、ボカロP「現実逃避P」としても知られるwowaka 死因も急性心不全で2019年4月5日に31歳で死去しました。
当時ヒトリエはツアー中で、6日は京都、7日は岡山での公演が控えていました。このような極度のストレス環境で、不規則な生活リズムもたたり、急性心不全を引き起こしてしまったのかもしれません。
最後に
今回は大杉漣 死因ともなった急性心不全について、それが死因で亡くなった芸能人も合わせてまとめてきました。
松野莉奈さんが18歳と言う若さで、そして今回紹介しなかった元サッカー日本代表松田直樹さんも急性心不全で亡くなっています。
年齢を重ねた方の方、運動不足の方がなりやすいの間違いありませんが、若くても、スポーツをしていても発症してしまうのがこの急性心不全です。
ストレスがかかりすぎず、ほどほどに発散できる環境を作っておく必要がありそうですね。
